研究課題/領域番号 |
26640009
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
一條 裕之 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (40272190)
|
研究分担者 |
川口 将史 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (30513056)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 外側手綱核 / 臨界期 / 母子分離ストレス / parvalbumin / 最初期遺伝子 / perineuronal net |
研究成果の概要 |
幼若期の経験が影響を及ぼして神経回路の構造と機能が改変されることが感覚系の神経回路で示されており,臨界期として知られている.しかしながら情動の臨界期については神経回路レベルでの研究は行われていなかった.本研究はマウスにおいて幼若期の経験が外側手綱核(LHb)の構造と機能に影響することを示した.反復母子分離ストレスによって成体のLHbにおけるparvalbumin (PV) 陽性神経細胞が減少し,ストレス負荷に対する神経細胞活動性が増大した.PV陽性細胞はGABA作働性抑制性神経細胞の中の一部の集団なので,抑制性神経回路の変化がLHbにおける神経活動性の増大に関与していると考えられる.
|