研究課題/領域番号 |
26660045
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物保護科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2016) 国立研究開発法人農業生物資源研究所 (2014-2015) |
研究代表者 |
長谷川 毅 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門 昆虫制御研究領域, 主任研究員 (30414931)
|
連携研究者 |
松本 由紀子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用部門 昆虫制御研究領域, 主任研究員 (80414944)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 硬タンパク質 / 唾液腺 / ツマグロヨコバイ / 硬タンパク / 口針鞘 / 可溶化 / RNAi |
研究成果の概要 |
害虫が持つ重要な機能に関する遺伝子の働きを抑えることによって害虫を制御する試みがなされてきている。人や他の生物への影響を考えたターゲット遺伝子の選定が必要である。本研究では、害虫の生存にとっては重要だが他生物の持たない機能の遺伝子の候補を探索することを目標とした。植物を吸汁するカメムシ目害虫が吐出する凝固するタイプの唾液成分タンパク質をツマグロヨコバイにおいて同定したところ他生物にはない新規のものであった。このタンパク質をコードする遺伝子を有望なターゲットとしてノックダウン実験を行った。同時に複数の遺伝子のノックダウンが必要と考えらえれ、今後の詳細な解析が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでほとんどわかっていなかった、アブラムシ目昆虫類の吸汁に関わる唾液成分を明らかにすることにより、アブラムシ目害虫類の作物に対する吸汁機構が明らかとなる。このことを利用した防除技術の開発が期待される。 また、今回、解析された蛋白質は、新規の硬蛋白質群であり、無色透明で多くの薬物に対して可溶なものから不溶性を示すものまで、多種の素材の開発等にも役立つものと期待される。
|