研究課題/領域番号 |
26660062
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋本 渉 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (30273519)
|
研究分担者 |
村田 幸作 摂南大学, 理工学部, 教授 (90142299)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 細菌 / アルギン酸 / レアメタル / 輸送体 / 電子顕微鏡 / 原子間力顕微鏡 / X線結晶構造解析 / 示差走査型蛍光定量法 / 金属結合タンパク質 / Sphingomonas属細菌 / 体腔形成細菌 |
研究成果の概要 |
金属キレート能を示す多糖アルギン酸を細胞内に取り込むSphingomonas属細菌A1株について、その細胞表層とアルギン酸結合タンパク質Algp7の構造と機能を解析した。アルギン酸カルシウムゲルに接着した細胞は、表層構造が窪んだ体腔を形成する。その窪みの深さは100 nm程度であり、体腔形成部位はその周囲と比較すると高電位である。Algp7は、レアメタル(Sm3+とTl3+)と結合し、Lys68とLys69による正電荷クラスターでアルギン酸と結合することが示唆される。以上の結果から、体腔の高電位が負電荷のアルギン酸の濃縮に機能し、Algp7を用いてレアメタルを回収できる可能性が示された。
|