研究課題/領域番号 |
26660186
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 高知大学 (2016-2017) 九州大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
田中 求 高知大学, 教育研究部総合科学系地域協働教育学部門, 講師 (40507852)
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連携研究者 |
大久保 実香 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 学芸員 (50636074)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 和紙原料 / 山村 / 多面的機能 / コウゾ / ミツマタ / 景観形成 / 獣害回避 / 庇陰植物 / 和紙 / 資源管理 / 地域社会の再構築 / 和紙原料の多機能性 / 獣害対策 / 耕作放棄地管理 / 新たな人的つながりの形成 / コウゾの多機能性 / 地域協働 / トレーサビリティ / 耕作放棄 / 高知県いの町 |
研究成果の概要 |
国内の和紙原料生産は激減しつつある。本研究は山村の変容と問題点を明らかにするとともに、和紙原料栽培の多面的機能の活用策を検討することが目的である。 和紙原料栽培は、生業と買い取り価格の変化により衰退していた。焼畑でのミツマタ栽培も植林により激減した。雇用労働が収入源となり栽培者が減る中で、栽培作業も雇用労働化した。輸入コウゾが増加し、高齢化で管理が不十分な畑が増え、買い取り価格の買い取り価格は下がり、獣害で農家の栽培意欲が削がれていることがわかった。その一方で、和紙原料栽培が景観形成・獣害回避・蜜源・庇陰植物機能を有していることも明らかになり、今後はその具体的な活用策の普及が重要である。
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