研究課題
挑戦的萌芽研究
転写制御因子として知られる核内IkB-zetaとIkB-NSについて、獲得免疫を司るT細胞の成熟に焦点をあて、両者の意義についての研究を展開する。T細胞特異的IkB-zeta欠損マウスでは、T細胞の成熟率が低下しているが、これは、細胞死の促進に寄与するところが大きいことが明らかとなった。一方で、IkBNS欠損マウスにおいては、T細胞の成熟率は正常であることを確認した。興味深い事に、T細胞特異的なIkBNS過剰発現マウスを作成したところ、軽度な炎症応答と共に、T細胞の成熟に異常が認められた。IkB-zetaとIkBNSの転写制御活性については、それぞれが拮抗するものではないことが示唆された。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (1件)
生化学
巻: 87 号: 5 ページ: 601-604
10.14952/SEIKAGAKU.2015.870601
40020650178
J Leucok Biol.
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