研究課題/領域番号 |
26670344
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
波多江 利久 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所薬効代謝研究室, 室長 (10251026)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 薬効代謝 / ホルモン作用 / 細胞周期依存性疾患 / 血管制御 / 血管内皮・血管平滑筋・血球 / 厚生労働省指針「心と身体の健康増進推進」 / 新しい『“医食住”同源』の概念提唱 / 疾患予防・技術文化・人間総合 / ヒト単球由来細胞 / ヒトリンパ球由来細胞 / 構造-機能-生理的意義の相関 / ヒト血管平滑筋細胞 / ヒト血管内皮細胞 / 細胞周期 / 細胞生死制御 / ヒト血球系細胞 / ヒト血球細胞 / シグナル伝達 / 細胞・組織 / 遺伝子 / 循環器・高血圧 / 癌 |
研究成果の概要 |
グルコース、血管作動性ホルモン、およびフローサイトメトリー法を用いた解析から、ヒト血管平滑筋細胞がグルコース依存性の異なる細胞周期で血管作動性ホルモンによる細胞生存率の応答性が異なること、および、ヒト血管平滑筋細胞周期に依存してヒト血球細胞の遊走活性が異なること、を見出した。本現象は、動脈硬化など循環器病や、癌など、細胞周期が関与する高致死性疾患の発症進展の有効な制御点候補と考えられた。 さらに、これらの知見を、衛生学・公衆衛生学、社会医学へ還元する為に、『医食住同源』の概念を初めて提唱し、今後、社会貢献を継続する拠点として、疾患予防研究会、および人間総合研究センター技術文化研究所を発足させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特記事項として本研究者は、世界で初めて、本研究課題の実施により“新しい『医食住同源の概念』”を提唱するに至った事をここに特筆する。循環器病や癌など、細胞周期依存性の高致死性疾患の治療・予防には、“医”・“食”、及び、これらに生活環境=“住”環境を新たに加え、従来型の衣食住充足とは異なる次元で、「『医・食・住を一元的一括管理』する“新しい『医食住同源の概念』”の形成と実践が鍵となる」着想を、本研究より得た。更に、現在~近未来~未来へ、継続的な社会貢献・研究教育活動を可能とする拠点的機構の形成として、本研究課題を起源とする、疾患予防研究会、及び人間総合研究センター技術文化研究所を発足させ始動した。
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