研究課題
挑戦的萌芽研究
アポトーシス抑制因子AIMはマクロファージ特異的に産生・分泌される蛋白で、メタボリックシンドロームやインスリン抵抗性に関与するが、慢性肝疾患との関連は不明である。本研究で、血清AIM濃度がC型慢性肝炎や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の肝線維化と相関すること、AIMとアディポサイトカインがC型慢性肝炎やNAFLDの病態に異なる機序で関連していること、マクロファージ特異的にAIMを発現するマウスではコリン欠乏アミノ酸置換食による肝線維化が促進されることを明らかにした。以上のことから、AIMは慢性肝疾患の肝線維化マーカー候補であり、肝線維化に促進的に作用する因子である可能性が示唆された。
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Oncol Rep
巻: 33 号: 4 ページ: 1657-66
10.3892/or.2015.3745