研究課題/領域番号 |
26702022
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 一部基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
三枝 亮 豊橋技術科学大学, 人間・ロボット共生リサーチセンター, 特任准教授 (80386606)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
|
キーワード | 口腔 / インターフェース / 感覚運動機能 / マルチモーダルインターフェース / 福祉工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、口腔内に装着可能な入出力装置を用いて、口腔内の感覚運動能力を身体外の機器の知覚操作に対応させる方法を提案し、口腔用の入出力装置と介護医療ロボットで構成される活動支援システムを実装してその有効性を検証した。口腔内の運動機能を機器の操作指令に対応させ、口腔内の感覚機能を機器の検知情報に対応させることで、利用者のテレプレゼンスや遠隔地での機器を介した感覚運動が実現された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、口腔内の感覚運動を身体外の機器の知覚操作に対応させることで、利用者の日常活動を促進できることが示された。脊髄損傷やALSなどの疾患では首、肩、腰以下の肢体や全身の運動機能が低下するが、本研究では運動機能に不自由さがあっても残された感覚運動機能と身体外の機器を利用して、日常的な動作やコミュニケーションを活性化できることを実験的に明らかにした。口腔は手指と同等の感覚運動機能をもち、手指と比較して体幹に近いため機能が残存しやすいため、口腔の利用は有効である。本成果は、障害者の自立支援に有効なインターフェース機器を広く促進するうえで重要な成果であると考えられる。
|