研究課題
若手研究(A)
本研究では、これまでに注目されてこなかった「脳の健康」という視点から若年女性のやせすぎの問題点を提示すべく、若年女性のやせすぎと学業成績・高次認知機能との関係を明らかにすることを目的とした。この目的を達成するため、女子大学生を対象にBMIと学業成績(GPA)・高次認知機能を反映する脳波成分(エラー関連陰性電位)の関係を検討した。その結果、やせすぎの者は普通体重の者に比べ①GPAが低かったこと、②エラー関連陰性電位振幅が小さかったことが示された。本研究結果は、やせすぎが若年女性の脳の健康に悪影響を及ぼすことを示唆するものである。