研究課題
若手研究(A)
基礎物理定数のひとつである気体定数は現在,気体の音速測定結果から決定した値が採用されているが,他の独立な方法による測定結果との比較検証は未だに出来ていない.一方,近年の研究で密度の計測技術は信頼性が格段に向上しており,気体の密度計測から気体定数を決定する可能性が見えてきた.本研究では,気体密度測定の基準となる1 kgのシリコン単結晶球体およびタンタルディスクを作製し,これらに働く浮力の差を1マイクログラムの分解能をもつマスコンパレータで測定可能な気体密度測定システムを開発した.ヘリウムガスの密度,温度および圧力を高精度に測定することで,6桁精度で気体定数測定が可能なことを示した.
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