メカニカルストレスによって制御される運動器による免疫系の動的恒常性と破綻

• 研究課題/領域番号: 26713052
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 機能系基礎歯科学
• 研究機関: 東京医科歯科大学
• 研究代表者: 林 幹人 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50581914)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 23,660千円 (直接経費: 18,200千円、間接経費: 5,460千円); 2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2015年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円); 2014年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
• キーワード: メカニカルストレス / 骨細胞 / 運動器 / ストレス / 免疫学 / シグナル伝達

研究成果の概要

組織や細胞はメカニカルストレスを感知・情報伝達し、機能的な応答反応によって環境に適応できるように自らを調節・再構築しており、微小重力環境おいては、生体恒常性が維持できなくなることが知られている。本研究ではメカニカルストレス負荷・免荷状態における運動器が産生する因子による免疫系細胞の制御に焦点をあて、トランスクリプトーム解析等を用いたスクリーニングから、運動器がメカニカルストレスを感受して免疫制御に関わる可能性のあるいくつかの分子を発見し、コンディショナル欠損マウスの作製を行うことで、メカニカルストレス-運動器-免疫系の分子基盤の解明を目指した。

研究成果

• [雑誌論文] Global epigenomic analysis indicates protocadherin-7 activates osteoclastogenesis by promoting cell-cell fusion. (2014)
  • 著者名/発表者名: Nakamura H, Nakashima T, Hayashi M, Izawa N, Yasui T, Aburatani H, Tanaka S, Takayanagi H.
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun 巻: 12 号: 3-4 ページ: 305-311
  • DOI: 10.1016/j.bbrc.2014.11.009
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [学会発表] 骨細胞が産生するSema3Aによる骨代謝制御 (2015)
  • 著者名/発表者名: 林幹人、中島友紀、高柳広
  • 学会等名: 第1回日本骨免疫学会
  • 発表場所: ホテルブリーズベイマリーナ（沖縄県宮古島市）
  • 年月日: 2015-06-30
• [学会発表] Sema3Aによる骨代謝制御 (2014)
  • 著者名/発表者名: 林幹人、中島友紀、高柳広
  • 学会等名: 第87回日本生化学会大会
  • 発表場所: 京都、京都国際会館
  • 年月日: 2014-10-16
  • 招待講演
• [学会発表] Regulation of bone metabolism by Semaphorin 3A derived from osteoblast lineage cells. (2014)
  • 著者名/発表者名: M. Hayashi, T. Nakashima, and H. Takayanagi
  • 学会等名: ASBMR 2014 Annual Meeting
  • 発表場所: George R. Brown Convention Center, Houston, USA
  • 年月日: 2014-09-13
• [学会発表] Sema3Aによる骨代謝制御 (2014)
  • 著者名/発表者名: 林幹人、中島友紀、高柳広
  • 学会等名: 第35回日本炎症・再生医学会
  • 発表場所: 沖縄、万国津梁館
  • 年月日: 2014-07-02
• [学会発表] Regulation of bone metabolism by Semaphorin 3A (2014)
  • 著者名/発表者名: M. Hayashi, T. Nakashima, and H. Takayanagi
  • 学会等名: 5th International Conference on Osteoimmunology
  • 発表場所: Kos, Greece
  • 年月日: 2014-06-20