研究課題/領域番号 |
26750322
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
井隼 経子 九州大学, アドミッションセンター, 准教授 (70625946)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | レジリエンス / 注意機能 / レジリエンスの向上 / 時間的注意 / パーソナリティ / 注意バイアス / 注意の瞬き / 注意の時間的側面 / 選択的注意 / フランカー課題 / 注意の切り替え / 知覚負荷 / 潜在性・顕在性 / 回復能力向上プログラム |
研究成果の概要 |
本研究では,レジリエンスと注意機能とが私達の認知的資源を共有するのではないかという仮説をもとに,パーソナリティと認知心理学的手法を用いて両者の関 係を明らかにした。特にこれまでレジリエンスとの関係が議論されてきたのは空間的注意であったところ,時間的注意を取り上げ,短時間の注意機能がレジリエンスとどのように関係するのかを明らかにしたことは大きな貢献である。 実験では,空間的注意と,時間的注意におけるレジリエンスとの関わりから,レジリエンスが異なることで注意機能の働きが変わることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レジリエンスは精神的健康を改善し,維持していくために重要な機能である。しかしながら,レジリエンス自体を向上させることはパーソナリティや周囲の環境を変化させることが困難なことから,難しいとされてきた。本研究ではレジリエンスを変化させる要因として注意機能をあげ,レジリエンスが異なることで注意のリソースの使い方が変わってくることを示した。つまり,注意機能の使い方を変えることでレジリエンスの変化をさせることが可能ではないかという示唆を得た。
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