研究課題/領域番号 |
26780005
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
森 光 中央大学, 法学部, 教授 (70349215)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 地上権の生成 / 地上権の物権化 / 権利の物権化 / 準占有の保護 / 建築自由の原則 / 公有地利用の保護 / 不動産賃貸借 / ローマの学説法の展開 / 学説法の発展 / 用益権 / 賃借権 / 占有 / 権利の占有 / 地上権 / 地役権 / 差止請求権 / 所有権の内在的制限 / 債権と物権の峻別 / ローマ法 / 法学史 |
研究成果の概要 |
我が国の民法にも存在する地上権という物権的権利は、ローマ法のsuperficiesを起源とする。この権利は、すでに古代にあって用益権、地役権等と同様、物権の一つとして認識されていた。本研究は、この権利がいかに発生し、物権として承認されるに至ったかの解明を目指すものである。そこで、地上権に関する史料はもちろんのこと、都市内の居住にかかわる制度全般の紀元前1世紀から3世紀にかけての変遷を分析し、その中に地上権の発展過程を位置づけることを試みた。結論として、地上権の物権化過程が確かにこの時代の法学者の学説の中で進行していたこと、その背景には、建物という物体の保護という動機があったことを明らかにした。
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