研究課題
若手研究(B)
本研究は,現代経済学の主たる学派の1つである新制度派経済学について,その形成・発展・変容の過程でロナルド・コースの経済理論が与えた影響を研究した。その結果,費用と人間行動を制度的文脈の中で捉えるコースの見方が,代替的な制度構造を分析するための一貫したパースペクティブを提供し,新制度派経済学の発展への道を拓いたが,彼の当初の制度分析の目標を追求する過程で,彼自身に新制度派経済学の理論的核を拒絶させるに至った背景を明らかにした。
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明治大学教養論集
巻: 530 ページ: 109-126
120006416829