道徳教科化に先駆けた効果的な教育プログラムの開発-役割取得能力による検討‐

• 研究課題/領域番号: 26780505
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 教科教育学
• 研究機関: 新潟青陵大学
• 研究代表者: 本間 優子 新潟青陵大学, 福祉心理学部, 助教 (40410253)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
• キーワード: 役割取得能力 / 感情解釈能力 / 学校適応 / 児童 / 道徳教育 / 道徳教育プログラム

研究成果の概要

研究1では小学5，6年生を対象に役割取得能力 (規則および対人場面) とクラス内行動(授業不参加行動，規則遵守行動，向社会的行動)および学校肯定感・回避感の関連について検討した。パス解析の結果，対人場面の役割取得能力が向社会的行動に影響し，向社会的行動が学校肯定感に影響を示すことが明らかとなった。研究2では小学3，4年生を対象に感情解釈能力（喜び、悲しみ、怒り）と役割取得能力，クラス内行動の関連について検討を行った。怒りに対する感情解釈能力得点は，規則場面の役割取得能力の発達段階について有意差を示した。さらに喜び，悲しみの感情解釈能力と授業不参加行動，規則遵守行動に関連が認められた

研究成果

• [雑誌論文] 教師評定用SLAQ (School Liking and Avoidance Questionnaire) 日本版の作成 (2016)
  • 著者名/発表者名: 本間優子・内山伊知郎
  • 雑誌名: 道徳性発達研究 巻: 10
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] The Relationships between Role-Taking Ability and School Liking or School Avoidance: Rule and Moral Situations (2016)
  • 著者名/発表者名: Honma,Y & Uchiyama,I
  • 雑誌名: Comprehensive Psychology 巻: 未定
  • NAID: 120006717860
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [学会発表] 児童期後期における役割取得能力が学校適応に影響を及ぼすプロセス (2015)
  • 著者名/発表者名: 本間優子・内山伊知郎
  • 学会等名: 日本道徳性発達実践学会
  • 発表場所: 同志社大学（京都市）
  • 年月日: 2015-09-05
• [学会発表] 児童期中期における喜び、悲しみ、怒りの感情解釈能力（感情的視点取得能力）と 規則および対人場面の役割取得能力,クラス内行動の関係 (2015)
  • 著者名/発表者名: 本間優子・内山伊知郎
  • 学会等名: 日本教育心理学会
  • 発表場所: 朱鷺メッセ（新潟市）
  • 年月日: 2015-08-26
• [学会発表] 児童期後期における規則・対人場面の役割取得能力とクラス内行動， 学校肯定感・回避感の関係 (2015)
  • 著者名/発表者名: 本間優子・内山伊知郎
  • 学会等名: 日本感情心理学会
  • 発表場所: 新渡戸文化短期大学（東京）
  • 年月日: 2015-06-13