研究課題
若手研究(B)
正の整数の2乗の逆数の和を求める問題はバーゼル問題と呼ばれ,18世紀にオイラーによって解決された。オイラーはさらに2乗を一般の偶数乗に変えた場合の和も求めることに成功したが,奇数乗の和に関しては現在でも未知の部分が多い。このような和を多変数に拡張したものが多重ゼータ値である。多重ゼータ値はその間に数多くの関係式があるために,興味深い代数的構造を有する。本研究では多重ゼータ値の類似物であり,同じ関係式を満たすと予想されている対称多重ゼータ値・有限多重ゼータ値の関係式について考察を進めた。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 備考 (2件)
Journal of the Mathematical Society of Japan
巻: 67 号: 3 ページ: 1069-1076
10.2969/jmsj/06731069
130005094197
http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~ssaito/
http://artsci.kyushu-u.ac.jp/~ssaito/