研究課題/領域番号 |
26850063
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用生物化学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉永 直子 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (40456819)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 昆虫 / 窒素代謝 / FACs / FACs / 脂肪酸―アミノ酸縮合物 / エリシター / 昆虫―植物間相互作用 / 鱗翅目幼虫 / TALEN / aminopeptidase N |
研究成果の概要 |
鱗翅目幼虫の唾液に含まれるFACsは植物の揮発成分放出を誘導するエリシターであり、この揮発成分が幼虫の天敵である寄生蜂を誘引することから、一連の反応は植物の関節防御応答と考えられる。研究代表者は、FACsが幼虫の窒素代謝の効率化に関わることを突き止め、鱗翅目幼虫以外にもFACs持つ昆虫を発見したことから、生合成酵素遺伝子を同定することを本研究の第一目標とした。また、FACsは幼虫体内で生理学的な機能を果たすと同時に、生物間相互作用のキー化合物として生態学的にも機能する。単純な低分子であるFACsがどのようにして生物間相互作用の重要な鍵となりえたのか、生態学的な背景を明らかにした。
|