研究課題/領域番号 |
26850136
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 北海道大学 (2016-2019) 福島大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
小松 知未 北海道大学, 農学研究院, 講師 (30634977)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 農業経営 / 原子力災害 / 果樹農業 / 農業経営支援 / 農業経営主体 / 果樹産地 / 農林水産業経営 / 農業経営支援システム |
研究成果の概要 |
本研究では、原子力災害の被害地域において、生産から流通までを一体的にサポートする果樹経営支援システムを提示した。事例地域は、放射性物質による汚染レベルが深刻な地域である福島県県北地域とした。第一に、事例地域の概況と原子力災害後の果樹産地・果樹経営の動向をまとめた。第二に、地域主体が行ってきた、放射性物質対策と農産物検査の実態を整理した上で、農業経営における生産及び販売対策の課題を析出した。最後に、国内外での調査結果を踏まえ、果樹経営における経営改善方策と、関係機関のサポート体制の再編方向を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、原子力災害後の果樹産地において、果樹経営支援システムを強化する方向性とその実践的プロセスを提示した。この研究成果の学術的意義は、原子力災害の被害に関する断片的な調査研究を発展させ、農産物の生産・流通・販売までを包括した復興支援システムについて提示した点にある。社会的意義は、①被災地における行政機関の制度設計と農協の組織再編に関わる緊急要請に応える研究であること、②提示した知見の一部は、被災地に留まらず果樹産地に広く適応できる重要な指針を含んでいることにある。
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