研究課題/領域番号 |
26850203
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
小西 美佐子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究部門, 上級研究員 (20355168)
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研究協力者 |
石崎 宏
山本 健久
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 牛白血病ウイルス / 初乳抗体 / 感染阻止 / 感染抑制 / IgG精製 / 初乳中抗体 / 家畜衛生 / 感染防御 |
研究成果の概要 |
牛白血病ウイルス(BLV)感染牛の初乳中抗BLV抗体(初乳抗体)を活用した、新生子牛のBLV感染予防薬の開発に資するため、初乳抗体のウイルス感染抑制能をin vitroで検証することを試みた。初乳を用いた抗体価測定法を確立し、分娩後日数による抗体価の変動や、血中抗体価および血中ウイルス遺伝子量との関係などについて検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、国内で発生数が増加し続けている牛白血病の主原因である牛白血病ウイルス(BLV)の感染予防対策に資するため、初乳中の移行抗体によるBLV感染防御機構の解明を目指した。本研究により、BLV感染牛の初乳から得た乳清には、高いBLV感染防御能を有する移行抗体が含まれることが判明した。乳清には、BLV感染細胞が含まれないため、高力価の移行抗体を含む初乳乳清を新生子牛に給与することで、感染の危険性なく子牛に抗BLV抗体を付与できる可能性がある。今後、さらに検証を重ねることで、初乳乳清を活用したBLV感染予防法が開発されることが期待される。
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