研究課題
若手研究(B)
シスプラチンの時間薬物療法は抗腫瘍効果を増大させることが既報で確認されているが、薬物動態学的側面及び薬力学的側面からもその原因因子が明らかとなっていない。本研究では、その原因因子を解明することを目的に研究を行った。その結果、シスプラチンの抗腫瘍効果は、薬力学的因子であるシスプラチン耐性に関与するSSRP1と二量体を形成するSPT16によって投薬時刻の違いによる抗腫瘍効果が変動することが確認された。本検討により、シスプラチンの抗腫瘍効果に及ぼす投薬時刻の影響は、薬力学的因子が関与していることを確認し、スプラチンの至適投薬タイミングの指標因子を同定した。
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The Journal of biological chemistry
巻: 291 号: 13 ページ: 7017-7028
10.1074/jbc.m115.713412