気道炎症におけるホスホリパーゼCεの役割

研究課題

研究課題/領域番号	26860607
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	呼吸器内科学
研究機関	神戸大学
研究代表者	永野達也神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 特命助教 (80624684)
研究期間 (年度)	2014-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス	完了 (2015年度)
配分額 *注記	3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円) 2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円) 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード	PLCε / 肺線維症 / 国際情報交換
研究成果の概要	ホスホリパーゼCε（PLCε）は低分子量GTP 蛋白質Ras/Rap の標的タンパク質である。本研究は、PLCεの遺伝子改変マウスとブレオマイシン誘導性肺線維症モデルを用いて、肺線維症におけるPLCεの役割を明らかにすることを目的としている。病理組織学的に、PLCε欠損マウスでは、炎症細胞の浸潤やコラーゲンの沈着が著明に抑制されていることを明らかにした。また、PLCεの欠損により、気管支肺胞洗浄液中の好中球やリンパ球の増加が抑制されることが明らかとなった。以上より、PLCεは好中球やリンパ球を介する肺線維症の形成に重要な役割を果たしていることが示唆された。

報告書

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