研究課題
若手研究(B)
本研究は運動による肝臓の代謝改善の分子機構を、特に運動により骨格筋から分泌されるIL-6と、肝臓で代謝を改善させるSTAT3およびFGF21に着目して明らかにし、運動模倣薬治療の端緒となることを目的とした。その結果、運動は肝臓のIRS-2を上昇させると同時に、STAT3のリン酸化が亢進させること、また肝臓のFGF21の発現が運動によって増加すること、またこれがあらかじめIL-6の中和抗体の投与によりキャンセルされることを見出した。これら運動による肝臓の代謝改善の分子機構を、IL-6、STAT3およびFGF21等に注目し、in vitroおよびin vivoにおいてさらなる解析を行っている。
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日本臨牀
巻: 73(3) ページ: 402-408