研究課題
若手研究(B)
周囲の重要臓器のために、根治線量の処方が困難である膵癌等に対する放射線治療法の確立は非常に重要な課題である。我々は独自に開発した新規体内可変型スペーサーを用いて、治療時のみ重要臓器を腹部腫瘍から物理的に遠ざけ、放射線照射を行う治療法の開発を行った。同時に還元型CoQ10の放射線防護効果に着目しマウスを用いた実験を行った。新規スペーサーを大型実験動物体内に埋植し放射線照射を行うことで、腸管へのダメージを低減させ、腫瘍への線量集中性の向上に成功した。また還元型CoQ10を放射線照射前に経口投与することにより、小腸での放射線誘発のアポトーシスを減少させ、マウスの生存率が向上することを確かめた。
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Int J Radiat Oncol Biol Phys
巻: 90(5) 号: 5 ページ: 1177-1185
10.1016/j.ijrobp.2014.07.048