超免疫不全マウスを用いた膠芽腫に対する免疫細胞化学療法の開発

• 研究課題/領域番号: 26861159
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 脳神経外科学
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 松田 良介 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (60453164)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 脳腫瘍 / 膠芽腫 / NK細胞 / γδT細胞 / temozolomide / 免疫療法 / bisphosphonate / NOGマウス / Bisphosphonate / テモゾロミド / ベバシズマブ

研究成果の概要

本研究では、既存の治療方法では根治が難しい膠芽腫に対する新規治療の確立を目指して行っている。免疫細胞であるγδT細胞とbisphosphonateとの併用療法により、マウスに対する膠芽腫細胞株移植実験において、抗腫瘍効果を認めた。また、NK細胞と抗癌剤temozolomideの併用実験では、TMZ感受性株では相加効果が、TMZ耐性株ではNK細胞のみ抗腫瘍効果が得られた。NK細胞、γδT細胞ともに新規治療の有望な治療となりうる可能性がある。

研究成果

• [学会発表] 膠芽腫細胞株におけるミノドロン酸の抗腫瘍効果の検討. (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村光利, 中澤務, 松田良介, 朴永銖, 本山靖, 弘中康雄, 中川一郎, 西村文彦, 丸谷明子, 尾本幸治, 田中祥貴, 中瀬裕之
  • 学会等名: 第33回日本脳腫瘍学会学術総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2015-12-07
• [学会発表] 膠芽腫細胞株におけるミノドロン酸の抗腫瘍効果の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 丸谷明子, 中村光利, 松田良介, 西村文彦, 朴永銖, 本山靖, 弘中康雄, 中川一郎, 田村健太郎, 竹島靖浩 , 尾本幸治, 田中祥貴, 中瀬裕之
  • 学会等名: 第74回日本脳神経外科学会学術総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2015-10-14
• [学会発表] Minodronate exerts antitumor effects against human glioblastoma in cooperation with peripheral blood-derived γδ T cells (2015)
  • 著者名/発表者名: Tsutomu Nakazawa, Mitsutoshi Nakamura, Ryosuke Matsuda, Young Soo Park, Yasushi Motoyama, Yasuo Hironaka, Fumihiko Nishimura, Ichiro Nakagawa, Kentaro Tamura, Yasuhiro Takeshima, Akiko Marutani, Kouji Omoto, Yoshitaka Tanaka, Yukiteru Ouji, Masahide Yoshikawa, Takahiro Tsujimura, Hiroyuki Nakase
  • 学会等名: International Conference of Cancer Immunotherapy and Macrophages 2015
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2015-07-09
  • 国際学会
• [学会発表] 膠芽腫細胞株におけるミノドロン酸の抗腫瘍効果の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 松田良介、中村光利、中澤務、西村文彦、辻村貴弘、中瀬裕之
  • 学会等名: 日本免疫治療学研究会学術集会
  • 発表場所: 東京ガーデンパレス（東京都文京区）
  • 年月日: 2015-02-28
• [学会発表] ヒト末梢血由来細胞傷害性γδT細胞は膠芽腫細胞株を殺傷する (2014)
  • 著者名/発表者名: 中澤務、中村光利、松田良介、朴永銖、本山靖、新靖史、弘中康雄、中川一郎、西村文彦、丸谷明子、王寺典子、辻村貴弘、王寺幸輝、吉川正英、中瀬裕之
  • 学会等名: 日本がん免疫学会学術集会
  • 発表場所: ひめぎんホール（愛媛県松山市道後町）
  • 年月日: 2014-07-30 – 2014-08-01