研究課題
若手研究(B)
本研究では子宮体癌におけるNAD依存性脱アセチル化酵素SIRT6の分子細胞生物学的役割を解析し、SIRT6経路活性化による子宮体癌の発生・進展を阻害する新規治療戦略開発を検討した。子宮体癌臨床検体において、SIRT6高発現群では低発現群と比較し、全生存率が良好な傾向があることを見出した。またアポトーシス関連蛋白の中でもがん治療のターゲットとして注目されるサバイビンに注目し、SIRT6タンパクがサバイビンを発現抑制することにより、細胞死を誘導することを見出した。さらにサバイビン阻害薬YM155が子宮体癌細胞株に対し濃度依存性に細胞増殖抑制することを見出し、子宮体癌新規治療の可能性が示唆された。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
FEBS Lett
巻: 589 号: 17 ページ: 2274-2281
10.1016/j.febslet.2015.06.043
Mol Med Rep.
巻: 12(4) ページ: 5538-44
J Steroid Biochem Mol Biol.
巻: 149 ページ: 80-8