研究課題
若手研究(B)
CBA/Jマウスにおける加齢性難聴に付随する耳鳴をGap Detection Test(以下GDT)によって評価した。同一検体を用いて緩徐な加齢性難聴に伴う耳鳴の評価を経時的に行った。CBA/Jマウスを生後9ヶ月から20ヶ月まで経過観察し、聴力低下は認められた上で24kHzにgapによる予告刺激の抑制度合いに有意差が生じた。つまり、24kHzの耳鳴が検出された。今後はより大規模で均一な実験系で耳鳴の一定な評価を得ることで、急性難聴モデルと慢性難聴モデルでの耳鳴発生の差異を明らかにし、耳鳴の治療などにつながっていくことが期待される。