研究課題/領域番号 |
26861505
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
青葉 香代 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (90468380)
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研究協力者 |
高田 真理
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研究期間 (年度) |
2015-03-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 両生類 / 創傷治癒 / ENaC |
研究成果の概要 |
本研究はプロテオーム解析によりENaCが関わる創傷治癒促進因子の同定を目指したものである。幼生両生類皮膚を形態的にも機能的にも成体型皮膚に分化誘導できる条件下で器官培養し、表皮から蛋白質を抽出した。抽出蛋白質について、プロテオーム解析を行ったところ、複数の発現差異のある蛋白質スポットを特定し、発現差異のある蛋白質を質量分析装置で同定した。同定した蛋白質の中で、炎症調節やシグナル伝達に関わるAnnexin-A1に対する抗体を作成し、発達段階における発現及び局在を明らかにした。 また、ENaC活性化の有無で、創傷治癒過程での創面積変化の比較を行ったが、この実験系では有意差は確認されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ENaCの役割は上皮におけるNa再吸収、また味覚細胞における塩味知覚、尿細管における血圧の調節、浸透圧調節などが知られている。しかし細胞分化、組織構築、創傷治癒に対するENaCの寄与についての詳細は明らかではない。本研究課題は、ENaCの頂側への局在のメカニズムを研究し、創傷治癒に結びつけようと試みた。
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