研究課題
若手研究(B)
RAW 264.7細胞へのRANKLとIL-35での共刺激により、破骨細胞分化マーカー(MMP-9、Cathepsin K、TRAP)の遺伝子発現、破骨細胞形成、および破骨細胞活性がRANKL単独刺激と比較して有意に増加した。また、RANKLとIL-35の共刺激によりERKとp-38のリン酸化がそれぞれ単独刺激と比較して増加を認めた。さらに、ERK阻害剤による前処理によりRANKLとIL35の共刺激の破骨細胞数は未処理群と比較して有意に抑制された。これよりIL-35とRANKLが作用することで、主にERKを介したシグナル伝達により相乗的に破骨細胞形成を促進することが明らかとなった。