研究課題
若手研究(B)
歯牙よりDNAを得る過程には、洗浄・粉砕、脱灰、細胞融解、タンパク除去、抽出・精製の複数の重要なステップがある。本実験では、状態の悪い試料から効率的にDNAを抽出する方法の確立をめざした抽出法を公開し、このプロトコルを用いて、脱灰操作により、最終DNA抽出量及び質にどれ程影響が有るのかを判定した。結果、24h法で最も多くのDNAが回収され、長く作用させるほど回収量は低下し、72時間で15%程悪化する事が分かった。ただし、DNAの質に置いては、長時間作用させた結果、純度にして50%から53%程改善する事が確認された。更に市販キットとの違いからタンパク除去操作においても、より良い方法が提示された。
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