人工呼吸器患者におけるVAPケアアプリの開発とVAP予防効果及び看護ケアへの影響

• 研究課題/領域番号: 26861889
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 臨床看護学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 田戸 朝美 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30452642)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 口腔ケア / 気管挿管患者 / 人工呼吸

研究成果の概要

本研究の目的は、人工呼吸器患者の口腔内環境を適切にアセスメントできるVAPケアアプリの開発・導入を行い、適切な評価と統一されたケアの提供が、VAP予防効果を高めるかを明らかにすることである。
まず実態調査研究を行い、対象施設のマニュアルに基づいた通常の口腔ケアが、口腔内環境とカフ汚染に及ぼす影響を明らかにした。カフ汚染には、長期化することや挿管時のATP値が高いことが関与していた。次に通常ケア群と介入群を比較したところ、介入群の方が挿管2日目のATP値が減少し水分量は多かったが、カフ汚染には差を認めなかった。VAPの流れ込みを防ぐためには口腔ケアだけでなく常時のケアが必要と考えられる。

研究成果

• [学会発表] 救命センターにおける気管挿管患者の口腔内環境と口腔ケア効果の実態 (2017)
  • 著者名/発表者名: 小嶋慶子、松木園太郎、中津亜衣、錦奈緒美、近沢三枝、相楽章江、田戸朝美
  • 学会等名: 日本集中治療医学会 第1回中国・四国支部学術集会
  • 発表場所: サンポートホール高松（香川県・高松市）
  • 年月日: 2017-02-18
• [学会発表] 気管挿管患者に対するポビドンヨード水を用いた口腔ケアの実態調査 (2015)
  • 著者名/発表者名: 田戸朝美、吉谷有加、藤本理恵、大田智子、森早智、吉松裕子、山勢博彰、立野淳子
  • 学会等名: 日本クリティカルケア看護学会
  • 発表場所: 福岡（福岡国際会議場）
  • 年月日: 2015-06-27 – 2015-06-28
• [学会発表] クリティカル領域における口腔マネジメント (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉里孝子、田戸朝美
  • 学会等名: 日本クリティカルケア看護学会
  • 発表場所: 福岡（福岡国際会議場）
  • 年月日: 2015-06-27 – 2015-06-28
• [学会発表] 気管挿管患者に対するポビドンヨード水を用いた口腔ケアの実態調査 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉谷有加、田戸朝美、藤本理恵、大田智子、森早智、吉松裕子、山勢博彰、立野淳子
  • 学会等名: 第11回日本クリティカルケア看護学会学術集会
  • 発表場所: 福岡国際会議場（福岡県福岡市）
  • 年月日: 2015-06-27
• [図書] 人工呼吸器離脱プロトコール標準テキスト (2015)
  • 著者名/発表者名: 田戸朝美
  • 総ページ数: 161
  • 出版者: 学研メディカル秀潤社