研究課題/領域番号 |
26870507
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
天文学
|
研究機関 | 国立天文台 (2016-2018) 兵庫県立大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
高木 悠平 国立天文台, ハワイ観測所, RCUH職員 (80648973)
|
研究協力者 |
伊藤 洋一
大朝 由美子
本田 敏志
新井 彰
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 星・惑星形成 |
研究成果の概要 |
星や惑星の普遍的な形成過程を明らかにするためには、形成過程にある若い星の正確な年齢を決め、議論を行うことが重要である。本研究では、高分散分光観測による表面重力測定に基づいた独自の年齢決定法から、若い星の年齢を求め、原始惑星系円盤の進化過程について議論した。その結果、星形成領域によって原始惑星系円盤の寿命は異なり、分子雲が置かれている環境によって円盤の進化も異なる可能性が示唆された。 また、FU Ori型星V960 Monの分光モニター観測も行った。この結果、FU Ori型星の増光時の原始惑星系円盤の温度・重力変化を捉え、FU Ori型の増光時の円盤進化について理解を深めることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
星は分子雲と呼ばれるガスの塊から誕生し、生まれた星の周りを取り囲むように原始惑星系円盤で惑星が生まれる。太陽系も同様の過程で生まれたが、その詳しい様子はまだ未解明な点が多い。本研究では、若い星の年齢を分光観測による新しい手法で求め、原始惑星系円盤が進化するために必要な時間を調べた結果、星形成領域によりその時間が異なることがわかった。また、FU Ori型星と呼ばれる、原始惑星系円盤から中心星に向かってガスが大量に流れ込み増光する天体を3年に渡って分光観測を行った結果、増光中の円盤の進化の様子を捉えることに成功した。
|