研究課題/領域番号 |
26870644
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
考古学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小高 敬寛 東京大学, 総合研究博物館, 特任助教 (70350379)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 都市化 / 地域性 / 土器 / 編年 / 考古学 / 先史学 / メソポタミア / 肥沃な三日月地帯 / イラク・クルディスタン / 新石器化 / 国際学術交流 / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
農耕社会の起源地「肥沃な三日月地帯」の中で、都市文明の発祥地・メソポタミア低地と接するシャフリゾール地域を対象として、低地開発の始まる前7千年紀後葉から都市形成期にあたる前4千年紀までの考古学的編年案を土器資料から構築した。地域の物質文化には一貫して独自性が認められるが、それはメソポタミア低地だけでなく、多方面の隣接地域からの影響が混ざり合って醸成されていた。シャフリゾール地域を介して、メソポタミア低地が各地との地域間関係を維持していたことの証左になるだろう。都市文明がメソポタミア低地だけでなく、周縁を含めた広域的な社会基盤に支えられて成立した事実を強く示唆する研究成果が得られた。
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