研究課題/領域番号 |
26870846
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能生物化学
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
佐藤 亘 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (90610395)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 細胞内凝集 / 分子シャペロン / アルツハイマー病 / タンパク質品質管理 / 細胞内凝集体 |
研究成果の概要 |
本研究は分子コシャペロンFK506 binding protein 5 (FKBP5)が神経変性疾患における「細胞内凝集促進因子」である可能性について検討した。アルツハイマー病モデルマウス脳内においてFKBP5を過剰発現した結果、微小管結合タンパク質タウについて(1)タンパク質量の増加、(2)リン酸化の亢進、(3)神経細胞内での異所性局在を引き起こすことが明らかとなった。一方、タウの細胞内凝集形成については観察されなかった。したがって、FKBP5はアルツハイマー病においてタウの細胞内凝集形成の促進には寄与しないが、その病理メカニズムを修飾する可能性が示された。
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