研究成果の概要 |
本研究の目的はサルコペニア高齢者の骨格筋容積の特徴を調査すること(1), 有酸素運動による効果を検証すること(2)である. 研究1ではサルコペニア高齢者15名(S群)および非サルコペニア高齢者16名(NS群)を対象として, MRIを用いて大腿部の筋容積を測定した. 研究2では81名の高齢者を運動群と対照群に割り付け, 12週間の介入効果を検証した. 研究1の結果, 伸筋群ではS群はNS群に比べ, 外側広筋(VL), 中間広筋(VI), 内側広筋(VM), 半腱様筋(ST), 長内転筋及び短内転筋(AL+AB)が有意に低値を示した. 研究2では, 運動群のみ筋量増加が認められた.
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