研究課題/領域番号 |
26893072
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
塩沢 真穂 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (60735679)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | グラスアイオノマーセメント / 塩化カルシウム / ビッカース硬さ / EDS / FTIR / XPS |
研究成果の概要 |
本研究は,成形修復用グラスアイオノマーセメント(GIC)の硬化初期における機械的性質改善のための表面強化用塗布材の開発と強化機構の解明を目指し,カルシウム溶液に浸漬したGIC表面のビッカース硬さの測定と表面分析を行った. 高濃度塩化カルシウム水溶液への短時間浸漬により,GICの表面硬さは顕著に増加した.表面分析の結果から,溶液中のカルシウムイオンがGIC表面のマトリックス中に存在する未反応のカルボキシル基と結合することが示唆され,その結果表面硬さが増加したと推測された.以上から,高濃度塩化カルシウム水溶液への短時間浸漬が修復用GICの硬化初期の機械的性質の改善に有効であることが明らかになった.
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