表皮角化細胞におけるヘムオキシゲナーゼの発現と抗ストレス作用に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号	26893260
研究種目	研究活動スタート支援
配分区分	補助金
研究分野	皮膚科学
研究機関	慶應義塾大学
研究代表者	藤田春美慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (30736971)
研究期間 (年度)	2014-08-29 – 2016-03-31
研究課題ステータス	完了 (2015年度)
配分額 *注記	2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円) 2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円) 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード	皮膚 / 酸化ストレス / 鉄 / 表皮 / ヘム / 炎症 / 角化
研究成果の概要	ヘムオキシゲナーゼ(HO)はヘムを分解する酵素であり、酸化ストレスに対する細胞保護作用を持つことが知られている。本研究では皮膚表皮におけるHOの発現と機能の解析を行った。HO-1は表皮の角質層直下の細胞に特異的に発現していた。しかし表皮特異的HO-1/2ダブルノックアウトマウスは、生理的条件下、およびUV照射や手術創形成などのストレス条件下のいずれにおいても皮膚に異常を認めなかった。表皮の分化および酸化ストレス制御にHOは必須ではなく、他のタンパクが代償性に機能すると考えられた。現在、表皮における鉄イオンの再利用にHOが寄与している可能性を考え検討を行っている。

報告書

(3件)