研究課題
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Post Intensive Care Syndrome(PICS)に対する有効な治療法の開発が期待されている。本研究では、PICSの病態解明および治療薬開発を試みる為に、PICSの中で特に脳機能障害を再現するモデルを作成した。このモデル動物では、急性期に炎症性サイトカインの上昇、大脳中隔と海馬のグリオーシスなどが観察され、慢性期には短期記憶障害、大脳中隔のコリン作動性神経と海馬神経の減少、シナプス可塑性の低下が観察される。このモデルに対して、PICS治療薬シーズとして期待される神経保護因子、Humanin G (HNG)を投与すると、いずれのパラメータも改善され、脳機能障害が抑制された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件)
Sci Signal
巻: 7 号: 351
10.1126/scisignal.2005375