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パルスオキシメータを用いた睡眠時無呼吸症候群治療用スプリントの新しい咬合採得法

研究課題

研究課題/領域番号 26932006
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 歯学
研究機関秋田大学

研究代表者

田中 清志  秋田大学, 医学部附属病院, 歯科技工士

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2014年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードバイトキーパー / パルスオキシータ / 血中酸素飽和度(%SpO2)
研究実績の概要

研究目的
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome : OSAS)は、睡眠時に断続的に無呼吸を繰り返すことにより、睡眠をとったにもかかわらず、日中の傾眠を引き起こし、社会的にも問題になっている疾患である。当院では、精神科や耳鼻科から多くのOSAS患者が当科に紹介され、口腔内装置の製作依頼が急増している。私は、2008~2010年度科学研究費補助金(奨励研究)に当科で製作しているOSAS用口腔内装置とその製作時に使用する咬合採得器具(バイトキーパー)の開発について採択された。本研究の目的は、これまでの奨励研究で開発したバイトキーパーと新たにパルスオキシータを併用した新しい咬合採得法を考案し、より効果的な口腔内装置を容易に製作して、臨床応用することである。
研究方法
健常者の血中酸素飽和度(%SpO2)は概ね96~99%SpO2の範囲と言われており、それ以下になると睡眠時無呼吸症候群と診断され、SpO2が90%を切る場合、呼吸不全(急性)と診断される。また、文献などから顎間固定距離は5.0~10.0mm以内、前方固定距離は最前方距離の50~80%以内が効果的であると報告されている。①歯科診察ユニットの上で、患者さんを仰臥位にして、パルスオキシータを使いながら、96~99%SpO2の範囲になるようにバイトキーパーを用いて、下顎を前方に誘導し、前方固定距離は最前方距離の50~80%以内になるように違和感のない下顎位を決定した。
②①で得られたパルスオキシメータのデータとその時のバイトキーパーで得られて下顎位のデータをパソコンに保存し、そのデータ管理、付属のソフトウェアで解析を行った。
③9月には、その結果をまとめ、日本歯科技工学会に発表した。
研究成果
本研究は、患者の血中酸素飽和度(%SpO2)は概ね96~99%SpO2の範囲になるような下顎位の決定方法であり、OSAS用口腔内装置の製作時に必要不可欠な方法である。つまり、患者に優しい咬合採得方法であり、臨床応用への可能性が大いに期待できることが判った。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] パルスオキシメータを用いた睡眠時無呼吸症候群治療用スプリントの新しい咬合採得法2014

    • 著者名/発表者名
      田中清志
    • 学会等名
      日本歯科技工学会第36回学術大会
    • 発表場所
      北海道大学学術交流会館
    • 年月日
      2014-09-20 – 2014-09-21
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2020-03-05  

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