研究課題/領域番号 |
59480120
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
栗山 欣弥 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (20079734)
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研究分担者 |
田口 淳一 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50188132)
大熊 誠太郎 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (30152086)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1984年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | GABAレセプター / ベンゾジアゼピン・レセプター / クロライドチャンネル、機能的共役 / 機能再構成 / レセプター抗体 / 免疫組織化学 / 脳内分布 / 糖蛋白 / hybrid型糖鎖 / クロライドチャンネル / 機能的共役 |
研究概要 |
ウシ大脳皮質より得たシナプス膜分画をNonidet Pー40又はCHAPSにより可溶化し、新しいベンゾジアゼピンである1012ーSを固定化リガンドとしたベンゾジアゼピン・アフィニティカラムクロマトグラフィを使用してGABAレセプターを純化精製し、その薬理学的・生化学的性質を明かにすると共に、この精製GABAレセプターを特異的認識抗原としてレセプター抗体を作成し、GABAレセプターの脳内分布を検討して次の結論を得た。1)本精製レセプターはGABA_Aレセプター、ベンゾジアゼピンII型レセプター及びクロライドチャンネルを有し、53,000と57,000の2つのサブユニットよりなっていた。2)このレセプター複合体は分子量340,000の糖蛋白で、GABA_AレセプターとベンゾジアゼピンII型レセプターは機能的にも共役能を有して居り、この共役は本レセプターの有するhybrid型の糖鎖により活性調節を受けていた。3)GABAレセプター複合体蛋白をアジュバンドと混合してエマルジョン化し、家兎に2週間ごとに連続皮下注射したところ、明かに抗体生成がみられ、二重免疫抗散法で単一沈降線の存在が確認された。4)本レセプター抗体を用いて免疫組織化学的にGABAレセプター複合体の脳内分布を検討したところ、小脳ではプルキニエ細胞体周辺及び顆粒細胞層に、黒質では緻密層の大型細胞体周辺に、大脳皮質では第3〜5層に存在する維体細胞周辺に、また海馬では深層に存在する大型細胞の細胞体周辺に、それぞれ密な存在を示した。更に黒質緻密層の大型細胞の場合には、本レセプターが網状に密な連絡網を形成して存在することが判った。5)本可溶体レセプターをリポゾームに組込んでGABA及びベンゾジアゼピン類を適用したところ、明かに^<36>CIのinfluxが増加するのが認められ、本レセプター複合体はGABAレセプターとしての機能を保持していると判断された。
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