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粒子線治療に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60010087
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関放射線医学総合研究所

研究代表者

恒元 博  放射線医学総合研究所, その他, 研究員 (10167520)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
1985年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
キーワード粒子線治療 / 速中性子線治療 / 陽子線治療 / 重イオン
研究概要

1 緒 言 :
粒子線の高いエネルギー賦与(高LET)と荷電粒子線の優れた線量分布(Bragg Peak)を応用してがん治療成績を向上させるために必要な基礎研究を行なった。粒子線の名目的標準線量(NSD)と晩期放射線効果の評価に重点を置いて研究を進め、重荷電粒子線の生物学的効果比(RBE)に関する研究はローレンスバークレイ研究所(LBL)の協力を得て実施した。
2 研究結果 :
a 生物学的基礎研究 : 速中性子線治療の基礎になるNSD公式は早期皮膚反応についてほぼまとまった。速中性子線のNSD推定に必要な線量分副因子CN兇の乘數はx線よりも小さく、LETが高くなるにつれて低い値となることが分った。速中性子線による皮膚・軟部組織の晩期効果(マウスの後肢短縮を含む)は早期反応と相関と、線量が耐容限度を越え、線量分割數が多くなる程重篤になることが分った。
重イオンの中でシリコンイオンに関する研究が進み、そのピーク位置のRBEはx線に対して2.4となり、その値は入射部よりも大きい。
陽子のRBEは0.95である。
b 臨床トライアルによる基礎研究 : 速中性子ブースト照射によるNSDは900retと定まり、ブースト照射のRBEの値2.2は速中性子線の単独照射の時よりも小さい。陽子線による皮膚の線量効果関係はストランドクイスト型を示すことが分った。
3 結 論 :
速中性子線の治療可能比を求める研究では、NSD公式が定まり、晩期効果に関する研究が進んだ。陽子と重イオンのRBEがかなり明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Radiat.Res.104-Sup. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Int.J.Radiat.Oncol.11-8. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] GAN. 103-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Int.J.Radiat.Biol.48. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Radiat.Res.102-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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