研究課題/領域番号 |
60850091
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
菅原 照雄 北海道大学, 工学部, 教授 (90001065)
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研究分担者 |
高橋 将 北海道大学, 工学部, 教務職員
上島 壯 北海道大学, 工学部, 助手 (60001228)
森吉 昭博 北海道大学, 工学部, 助教授 (50002051)
TAKAHASHI Masaru Fac. of Engineering, Hokkaido University
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
1986年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1985年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 温度応力 / アスファルト / アスファルト混合物 / クリープ / 疲労 / 破壊 / 応力緩和 / 疲労破壊 |
研究概要 |
最近寒冷地のアスファルト舗装に多発し、重要な研究課題となっている温度応力破壊に関し、各種の実験研究ならびに解析を実施した。 本研究では、温度応力破壊の主要な原因として、アスファルトの性状について、 a.温度応力破壊試験 b.低温における繰返し載荷試験 c.低温におけるクリープ性状試験 d.低温における破壊強度試験 などを実施し、ほぼ所期の研究成果を得た。 これらの主要な成果は次のようなものである。 1.アスファルトの性状によく対応した温度応力にもとづく破壊温度を求めることができた。 2.低温・低サイクル疲労試験を実施し、発生応力に対応するかたちで規則正しい、疲労破壊回数を求めることができた。 3.通常低温ではクリープできないとされてきた、アスファルト混合物も-30゜程度でクリープが発生し、またクリープ破壊が発生することが確認された。 4.破壊強度は、低速載荷時にかなり低下することが明らかになった。 以上にもとづき、アスファルト混合物の破壊強度、アスファルトの性状などを基礎とし、温度応力による破壊温度を推定し、ノモグラムを作成することができた。
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