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都市・山村の二拠点型生活に着目した定住性の発展に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550441
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関神戸大学

研究代表者

重村 力  神戸大学, 工学部, 講師 (30116214)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード山村 / 生活類型 / ライフ・ステ-ジ / 世代 / 定住 / 住居 / ライフ・ステージ / 二拠点型生活 / 定住性 / 人口流出 / 直系大家族
研究概要

61年度の調査結果の分析を進めると共に、62年度は松山市に転出した愛媛県柳谷村西谷地区からの離村者の調査を行なった。
松山市における中久保集落出身者の住居に関する調査では、中久保集落の独特の住居形式である同棟二世帯型住居様式が、松山市内の住宅にも一階と二階の平面として立体的に再現されていることが明らかになり、大変興味深い結果が得られた。
また都市に転出した後継者79名が帰村する頻度については毎月頻繁に帰村する後継者が全体の28%あり、年に1〜2回以上帰村する後継者を含めると全体の8割が帰村頻度に差があっても、母村と密接な関係をもっている。
調査を通じ、山村二拠点型の生活類型の特性が明らかになった。全体の56%をしめる母村密着型については大きく2つに分かれ、経営の多角化の努力を続け、山村維持の主体となるべき集団と、高齢者で日雇労務等に従事する集団とに分化している。また全体の38%をしめる母村拠点広域型の家族については、一戸当りの保有林面積規模が大きく、都市部と山村部との往復及び連絡が密である。またこのうち高齢者については夏山冬里型の生活類型がみられる。都市拠点型は調査対象の6%をしめ、ほとんど松山で生活している人々であり、世帯主年齢は比較的若い。母村にはほとんどいないが住居の管理、田畑・山村の管理を通勤林業的に行っているのが特徴であり、山村における集落社会運営についても常会や共同作業や祭事等に通ってきて参加するという形態をとっている。
以上、これら都市・山村二拠点型の生活の存在及びその特性を明らかにすることができた。

報告書

(3件)
  • 1989 研究成果報告書概要
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 重村力,他5名: "家族・地域関係からみた農村混住化と居住者類型 脇町の居住構造#8" 日本建築学会大会梗概集E. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 重村力・地井昭夫・藍澤宏・小林勝彦・山田晴義・村瀬章: "農村ー都市関係の新しい展開" (社)日本建築学会(農村計画委員会), 37 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 重村力・他24名: "「図説 集落ーその空間と計画」" 351 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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