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水稲根の物理的強度と葉・根との活性

研究課題

研究課題/領域番号 61560021
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 作物
研究機関福井県立短期大学

研究代表者

宮坂 昭  福井県立短期大学, 農学科, 教授 (90174151)

研究分担者 吉川 嘉一  福井県立短期大学, 農学科, 助手 (10200966)
研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード水稲の根 / うわ根
研究概要

1) 高収水稲の根の発育の特徴
(a)直下根
高収水田の稲では低収水田の稲に比べて、「株直下伸長根」の量が多く深くまで発達し、その物理的強度が大きいことを認めた。この「株直下伸長根」の物理的強度の大きいことには根の酸化能力の高いことが関係をもっていた。
(b)うわ根
高収水田では低収水田に比べて「うわ根」の量が多いことを指摘した。
2) 株直下根の役割
「株直下伸長根」の発達によって茎部の倒伏抵抗性が増大されることを認めた。この事実は生育時期別の断根処理によって確認された。
3) うわ根の役割
「うわ根」の発達によって登熟性が向上された。穂軸師管に機能停止処理を与え、穂の転流能力を測定する方法を開発し、この方法を用いて「うわ根」の抽出物が穂の転流量を増加させることを明らかにした。
4) 株直下伸長株およびうわ根の発達に及ぼす排水の効果
出穂の40日前から10日間の連続排水によって株直下伸長根の発達が促進され、出穂後の間断排水によってうわ根の発育が促進された。
5) 株直下伸長根およびうわ根の発育と下位葉との関係
下位葉の葉身剪除処理を生育時期別に行なった結果、株直下伸長根の発育には穂ばらみ期における下位葉の活性が密接な関係をもち、うわ根の発育には登熟期における下位葉の活性が密接な関係をもつことを認めた。

報告書

(4件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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