研究課題/領域番号 |
61570659
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
山川 達郎 帝京大学, 医学部, 教授 (10082116)
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研究分担者 |
大滝 修司 帝京大学, 医学部, 助手 (70185289)
金子 等 帝京大学, 医学部, 講師 (90169574)
三芳 端 帝京大学, 医学部, 助教授 (00010546)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 胆管癌 / 悪性胆管狭窄 / エンドプロテーゼ / 温熱療法 / Endoprosthesis / 胆管悪性狭窄 |
研究概要 |
1)内外癌用エンドプロテーゼ・チューブの完成 つばを薄く小さくし、かつチューブとつばの装着面を大きくするためにつばにフリンジを装着したが、これにより耐久性は著明に向上した。このチューブは組織反応が少なく、本研究の目的以外にも良悪性胆管狭窄の拡張を目的としたステント・チューブとして用いることができ、広く臨床応用が可能であることが判明した。 2)温熱療法 温熱療法は、先端にセンサーとヒーターブローブを装着したものを作製し一昨年来臨床に応用してきたが、当初作製したものは、再考温度を50°Cに設定していたため局所に理想的な至低温度が得られていない可能性があった。そこで本年は、腫瘍長面温度を42〜45°Cに温めるためには、どの位の温度に先端プローブの温度を設定すべきか実験的に検討し、それを60°Cとしたが、これに伴いプローブの先端機構とジェネレーターを改良した。 さらに腫瘍表面との接着性をよりよくするために、バルーンの形状についても改良を加えた。現在臨床例、5例に本法を試みてきたが、ともに末期癌であるため著効例はないが、1例の膵癌れいいでは胆管壁浸潤巣の消退と狭窄部の開大が得られた。また全例に癌病巣からの出血が少なくなる傾向がうかがえた。 3)放射線療法 病院の増改築工事のため施行不能であった内腔照射は今後の課題とし、体外照射を行った胆管狭窄の開大と小康状態を得た。またその内視鏡的効果判定にエンドプロテーゼ・チューブによる癌孔の維持が極めて有効であった。
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