研究課題/領域番号 |
61810001
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
相場 覚 北海道大学, 文学部, 教授 (40000559)
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研究分担者 |
水田 正弘 北海道大学, 文学部, 助手 (70174026)
徃住 彰文 聖心女子大学, 文学部, 助教授 (50125332)
阿部 純一 北海道大学, 文学部, 講師 (40091409)
斎藤 堯幸 北海道大学, 文学部, 助教授 (70113561)
藤崎 博也 東京大学, 工学部, 教授 (80010776)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1986年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 音声解析 / 音声聴取実験 / 誤差計算化MDS / 距離・密度モデル / Franz Lisp / 音声カテゴリー / パーザ |
研究概要 |
1.音声データ処理のための連続波形エディタ・サブシステム サンプリング・レート 20,000Hzで、2秒間までの連続音声データをA/Dコンバータ経由でディジタル化し、波形情報に変換してディスプレイ上に表示し、ポインティング・ディバイスとしてのマウスを用いながら、任意に音声データを削除・移動・複写出来るシステムを実用化した。なおこれは現在のところマイクロ・コンピュータ(主としてNEC9801F型)用のシステムであるが、より高性能のミニ・コンピュータ(例えばPDP11-34型)用の類似のシステムの開発に既に着手しており、今年中にはこれも完成させる予定である。なおマイクロ・コンピュータ用のシステムに対してはマニュアルを目下作成中である。 2.音素音節特定のための汎用統計パッケージ・サブシステム 距離・密度モデル、文脈モデル等の心理モデルを取り込むことの出来る誤差計量化のMDS手法を開発し、それが実際に行なわれた。スペイン語を母国語とする話者の発音した、5個の母音と17の子音から成る単音節・複音節の、日本人被験者による書き取り・聴取実験の結果の解明に適用出来るか否かを検討した。その中でも音声識別・混同のパタンと音声カテゴリーとの間の関係、さらには特定の音声環境が各個人の音声識別にどのような影響を持つか等の問題に関しては、ある程度の見通しを得ることが出来た。 3.音素/音節列処理のための汎用パーザ・サブシステム パーシングの諸技法の中でも特に柔軟な特徴を持つチャートデータ構造に基づくパーザから汎用パーザを作成した。実際にはこれをFranz Lisp上で実現させたが、計算実験の結果、いくつかの有意義な成果を得た。
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