研究課題/領域番号 |
61880026
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
栗山 克美 筑波大学, 物理学系・教育機器センター, 教授 (90015496)
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研究分担者 |
藤崎 雅行 松下通信工業, AVシステム事業部技術部, 教育システム設計室長
渡邊 光雄 筑波大学, 教育学系・教育機器センター, 助教授 (90015850)
家野 宰輔 筑波大学, 教育学系・留学生教育センター, 教授 (90176058)
大坪 一夫 筑波大学, 文芸・言語学系・留学生教育センター, センター長教授 (20115538)
藤本 京平 筑波大学, 物理工学系・教育機器センター, センター長教授 (20133035)
FUJISAKI Masayuki Matsushita Comm. Ind. Co. Ltd.
飯塚 郁男 筑波大学, 芸術学系, 講師 (50193131)
吉江 森男 筑波大学, 教育学系教育機器センター, 講師 (30133044)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
23,500千円 (直接経費: 23,500千円)
1988年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1987年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1986年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
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キーワード | 日本語教育 / 光ビデオディスク / マイコン / 教育システム / 留学生教育 |
研究概要 |
本研究は、留学生日本語学習に利用できる新しいシステムと教材の実用化を目指し、3年間進められてきた。その結果、新しい視聴覚メディアである追記型光ビデオディスクを利用した教材、並びにその学習システムの開発に成功した。また複合シラバスを採用する新しい試みによる教材の開発も行った。成果は次の4項目にまとめることができる。 1.動画・静止画のみならず、光ビデオディスクの同一媒体上に静止画用ディジタル音声、プログラムデータを記録し再生利用する新しい方式の開発に成功した。 2.上記の開発に基づいて記録再生制御装置及び再生制御装置を開発し、教材製作システム及び個別学習機を構築した。追記型光ビデオディスクにより、教材製作・改訂が柔軟に行える。場面提示が任意且つ速やかに行え、学習者のレベル・進度に応じた学習が行える特徴を持つ。 3.教材制作用及び個別学習用のソフトウェアを制作した。教材実行プログラムの機能と使用言語の仕様を決め、必要なユーティリティ、学習実行プログラムを開発した。汎用のワープロ、エディタも活用した。 4.教材面では、複合シラバスを本格的に採用し、新しい試みのテキスト教材及び音声教材として開発した。動画像提示の特徴を生かした初級日本語学習用教材「書店で本を買う」及び静止画・音声による「電話を掛ける」を開発した。 動画、静止画、音声、プログラムを同一のディスクに記録し再生できるハイパーメディア機能を組み込んだ教材及びその提示システムを留学生日本語学習のために開発できたということは、本研究の大きな成果である。
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