研究課題/領域番号 |
62480468
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
根本 和成 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20172760)
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研究分担者 |
西川 純 上越教育大学, 学校教育学部, 助手 (80218130)
庭野 義英 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (50172739)
戸北 凱惟 (戸北 凱雄) 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)
大悟法 滋 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20015895)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 生物教育 / 視聴覚教育 / ビデオ教材 / スライド教材 / 映像教育 / 視聴覚器材システム / プレパラ-ト教材 / 理科の指導法 / 影像教育 / プレパラート教材 / 視聴党教育 |
研究概要 |
視聴覚機材システムによる生物教材の開発と有効な指導法についての研究で、いくつかの教材の開発とその効果についての検討を行った。教材の開発では、当大学内に設置した自然観察路のガイダンスに機材システムの活用を行い、また、妙高周辺の野外観察路についても、同様のプランで活用化をはかった。また、当大学内の池沼の小動物を水槽で飼育し、映像とその解説を含めた器材化を考察した。 この種のシステムとしては、顕微鏡の使用技術を高める視聴覚器材システムが、かなり有効な結果をもたらすことを、中学校生徒を対象とする実践研究によって確かめることが出来た。 映像化による概念形成の新分野を開拓するために、時間・空間概念の提示とその効果についての調査を行い、これは、さらに今後、いろいろな角度から発展させえる資料が得られた。これらの教材は生物・地学の領域における進化などの学習に適用できると考えている。 理科の学習指導には、直接体験が重要であることは論を待たないが、授業展開の中で体験させることが困難なものが多く、映像資料を授業の流れの中でシステム化していく研究は、今後、いっそう必要になると思われる。さらに、実験・観察を行わせる場合でも、その導入あるいは方法のガイダンスにおいて、システム化された映像資料の活用が大いに期待できる。また、児童の海藻分類の着目傾向を調査した例のように、児童・生徒の学習心理学的な行動分析にも、器材システムの活用が考えられ、今後に期待できる分野であることが確認された。 その他、探究学習に科学史の事例を取り上げることの有効性についても、検討され科学史の事例の提示に、ビデオやOHPシ-トを含んだモジュ-ルの利用も、有効な課題であることが確かめられた。
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