研究課題/領域番号 |
62540128
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 東京都立大学 東北大学 |
研究代表者 |
吉村 太彦 (1989) 東北大学, 理学部, 教授 (70108447)
村田 實 (1987) 東京都立大学, 理学部, 教授 (50087079)
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研究分担者 |
江沢 潤一 東北大学, 理学部, 助手 (90133925)
柳田 勉 東北大学, 理学部, 助教授 (10125677)
秋葉 巴也 東北大学, 理学部, 助教授 (60004305)
高桑 昇一郎 東京都立大学, 理学部, 助手 (10183435)
江尻 典雄 東京都立大学, 理学部, 助手 (80145656)
西岡 國雄 東京都立大学, 理学部, 助手 (60101078)
片岡 清臣 東京都立大学, 理学部, 助教授 (60107688)
酒井 良 東京都立大学, 理学部, 教授 (70016129)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 超ひも理論 / 場の理論における無限大 / バリオン数非保存 / 太陽ニュ-トリノ / 超新星爆発 / ニュ-トリノ振動 / 強いCPの破れ / アキシフォン / 正値解の構造 / マルチン境界 / マルチン核 / 二階楕円型方程式 / シュレーディンガー方程式 / グリーン関数 / 境界ハルナック原理 |
研究概要 |
1984年後半に発見された超ひも理論における重力異常項の相殺は、量子論として無矛盾な重力を含む統一理論として超ひも理論が最も有望であるという期待を抱かせた。しかしながら、初期の楽観論に代わって、5年半後の今日においては、理論の予言能力に強い疑問が呈せられている。このような状況を反映して当研究計画の目標も修正せざるを得なくなった。すなわち、究極的理論の候補を探索するというより、標準理論における問題点を整理し、実験結果を含む自然現象のなかに標準理論をこえる次の段階の理論の手がかりを探すことがより重要になってきた。当研究の具体的成果の概略は次のとおりである。 1)超ひも理論における演算子形式 高次ル-プ振幅の構成を演算子形式に基づいて行ない、従来不明であった積分測度を明らかにし、発散問題を議論する基礎を与えた。 2)弱電磁統一理論におけるバリオン数非保存 スファルロンという不安定状態を経由して起る遷移の道筋を解明し、そのまわりのゆらぎがバリオン数非保存を妨げないことを明らかにした。 3)太陽ニュ-トリノとニュ-トリノの性質 太陽ニュ-トリノ不足問題と超新星SN1987Aからのニュ-トリノバ-スト観測をニュ-トリノ振動の観点から統一的に検討した。 4)アキシフォンと天体、宇宙物理 強いCPの破れを解決する有力な考えであるアキシフォン説に対して、天体物理、宇宙物理の観点から新たな制限を求めた。
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