研究課題/領域番号 |
62860030
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
山本 光男 明治大学, 農学部, 教授 (70015618)
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研究分担者 |
望月 弘宣 葵エンジニアリング, 計画部, 主任
河合 煕久 中部電力奥美濃水力建設所, 次長
久保 成隆 東京大学, 農学部, 助手 (40134506)
秋吉 康弘 宮崎大学, 農学部, 助教授 (30041031)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
11,300千円 (直接経費: 11,300千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1987年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 渓流 / 渓流取水工 / バ-スクリ-ン / quantity of water-intake / bar screen |
研究概要 |
渓流河川からの取水には、いくつかの巧妙な水理特性を有する渓流取水工が開発されている。それらは、それぞれの限られた条件の下では独自の機能を発揮しているが、渓流河川地形、取水目的、取水量に応じて、安定した計画取水ができる、汎用性を有する渓流取水工と云えるものはほとんどない。 本研究に関連して開発している、バ-スクリ-ン後方取水型渓流取水工は、渓流取水工の具備すべき要件を最もよく満たしており、水質源開発公団三重用水地区、ならびに長野県夜間瀬地区等における、大小10個所以上の渓流取水工実施事例の機能調査、及び水理模型実験結果から、渓流河川地形、取水目的、取水量に応じて、平水時は勿論、洪水時においても、安定した計画取水が可能な水理諸元を決定することができるものであり、汎用性のある渓流取水工であることが確かめられている。ただし、単位幅当り取水量を大きくする場合には段落斜面高さを大きくする必要があり、構造もやや複雑である。 バ-スクリ-ン後方取水型渓流取水工と同様な水理特性をもたせ、バ-スクリ-ン下方取水型渓流取水工の改良型として開発した。バ-スクリ-ン複合型渓流取水工は、バ-取付け角を45°〜50°とし、バ-スクリ-ン下流側に水クッションを設けたものである。構造が簡単で、比較的低落差で大量の単位幅当り取水が可能である。 チッソで開発された、固定堰越流水側方取水型渓流取水工は、固定堰越流斜面にバ-スクリ-ンを取付けることにより、バ-スクリ-ン後方取水型渓流取水工の機能を兼ね備えることになり、バ-スクリ-ン複合型渓流取水工と共に、汎用バ-スクリ-ン後方取水型渓流取水工ということができる。
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