研究課題/領域番号 |
62880033
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
竹之内 修 (竹之内 脩) 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20029375)
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研究分担者 |
寺田 文行 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30063324)
洲之内 治男 (州之内 治男) 早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063238)
三輪 辰郎 筑波大学, 教育学系, 教授 (70030278)
島田 茂 東京理科大学, 教授 (00000034)
松浦 宏 大阪教育大学, 教授 (80030352)
TERADA Bunko Waseda University, Professor
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1987年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 数学教育 / CAI / CAL / スローラーナー |
研究概要 |
本研究では、主にコンピュータが、数学教育において、どのように活用できるかを、扱った。 1.CAI教在の作成 CAIについては、いろいろといわれているが、わが国では、ともかくまだ実践不足であり、教材をCAI化する努力を重ねなければならない。大阪府下における多くの学校の先生方の尽力で、いろいろな教材がつくられてきている。 2.新しいCAI(1) パソコンの威力を取り入れた新しいCAI教材のありかたとして、まず動きを取り入れたものが考えされる。グラフの移動、立体図形の回転など。また、サインカーブなども、静止した曲線でなく、動く波としての実感をもたせることなど。 3.新しいCAI(2) オプショナルな設備として、レーザーディスクを活用すること。これは、将来のメインの方向となると考えられ、その運用の仕方について、実験的研究をすすめた。しかし、レーザーディスクの自作となると、手間が大変で あることを実感した程度の段階で、いろいろなパートの専門家によるチームワークが必要である。 4.CALへの動き 生徒個々に機械を与えて実践するCAIでなく、先生が必要に応じコンピュータを使った提示を行なうCALも、研究課題とした。CAIでは個々の生徒の到達度が問題となるのに対し、こちらは、教場での教育を如何に効果的にするかということであり、今後この研究を大いに推進したいと考えている。 このほかに、以前からの継続として、スローラーナー問題がある。数学教育が大衆化した現在、この観点に立った数学教育全体の見直しの要請のもとに種々協議を重ね、大阪府下の高等学校の先生方による実験的実践が行なわれ、成果を検討している。
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